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鮮やかな花を長く楽しめるカランコエ。鉢植えでよく見かけるけれど、「うちに来るとすぐ枯れちゃう」「花が咲かない」なんて経験、ありませんか?
カランコエってどんな植物?魅力と基本を知ろう
カランコエってどんな植物?魅力と基本を知ろう
カランコエ、実は多肉植物の仲間なんです
カランコエって聞くと、お花屋さんで見る鉢植えのイメージが強いかもしれませんね。
でも、実は彼ら、多肉植物の立派な仲間なんですよ。
ベンケイソウ科に属していて、乾燥に強い性質を持っているのが特徴。
葉っぱがぷっくりしている種類もたくさんあって、そこも多肉植物らしさ全開です。
カランコエ属には、花を楽しむタイプと、葉っぱの形や模様を楽しむタイプがあるんです。
今回主に話すのは、やっぱりあの可愛い花を咲かせるタイプ。
マダガスカル原産の子が多いみたいですよ。
「多肉植物って聞くと、なんか難しそう…」って思う人もいるかな?
でも、カランコエは多肉植物の中でもかなりタフな方。
ちょっとくらい水やりを忘れたって、全然平気。
そこが、忙しい人でも気軽に育てられるポイントなんです。
種類も本当に豊富で、花の形や色もびっくりするくらいたくさんあります。
ダブル咲きとか、ベル型とか、見ているだけで楽しいですよね。
長く咲く花が最大の魅力!色のバリエーションも豊富
カランコエの最大の魅力と言えば、やっぱりその花持ちの良さ。
一度咲き始めると、驚くほど長く咲き続けてくれるんです。
私の経験だと、環境が良ければ1ヶ月以上咲いていることもありますよ。
冬から春にかけて、お部屋に彩りを与えてくれる強い味方です。
それに、色のバリエーションもすごいんです。
赤、ピンク、オレンジ、黄色、白はもちろん、複色のものまで。
好きな色を選んで飾るのも楽しい時間です。
「短日植物」って聞いたことありますか?
カランコエはまさにそれ。
日の当たる時間が短くなると花芽をつける性質があります。
だから、日本の冬から春にかけて花を咲かせやすいんですね。
でも、夜に明るい場所に置いていると、「まだ日が長いぞ!」と勘違いして花芽がつかないこともあるので、そこはちょっと注意が必要。
この「短日処理」については、後でまた詳しく話しますね。
育てやすさが人気の秘密!初心者さんにもおすすめ
カランコエが多くの人に愛される理由の一つは、その育てやすさ。
特別な技術は必要ありません。
基本的なお世話をすれば、元気に育って花を咲かせてくれます。
「植物を育てるのは初めて」という方にも、自信を持っておすすめできます。
水やりも頻繁にする必要がないですし、日当たりさえ気をつければ、比較的楽に管理できます。
病害虫にも比較的強い方。
もちろん全くつかないわけではありませんが、ひどい被害にあうことは少ない印象です。
もし何か異変があっても、早めに気づけば対処しやすいですよ。
初めて植物を育てるハードルをぐっと下げてくれる、それがカランコエなんです。
まずは一鉢、お迎えしてみてはいかがでしょうか。
- カランコエは多肉植物の仲間
- 乾燥に強く、水やりは控えめでOK
- 花持ちが非常に良い(1ヶ月以上咲くことも)
- 色の種類が豊富
- 短日植物なので、日照時間が短くなると花芽をつける
- 育てやすく、初心者にもおすすめ
カランコエ 育て方 簡単!水やりと置き場所の基本
カランコエ 育て方 簡単!水やりと置き場所の基本
水やりは「乾いたらたっぷり」が基本中の基本
さて、カランコエの「カランコエ 育て方 簡単」の最初のポイントは、やっぱり水やりです。
多肉植物の仲間ですから、水は葉っぱや茎にしっかり蓄えています。
だから、しょっちゅう水をあげる必要はありません。
むしろ、水のあげすぎは根っこが腐る一番の原因になるんです。
「かわいそうかな?」と思って毎日水をあげてしまうと、あっという間にダメになっちゃうことも。
土の表面が乾いたのを確認してから、さらに数日待つくらいの気持ちで大丈夫。
鉢の土全体がしっかり乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
そして、受け皿に溜まった水はすぐに捨てるのを忘れずに。
これも根腐れを防ぐ大事な一手間です。
カランコエが一番落ち着く「おうち」を見つけよう
次に大切なのが、カランコエの置き場所です。
カランコエは太陽の光が大好き。
日当たりの良い場所で育てるのが基本です。
特に花を咲かせたいなら、光は必須。
でも、真夏のギラギラした直射日光は葉焼けの原因になるので、レースのカーテン越しや、午前中だけ日が当たる場所などがおすすめです。
室内に置くなら、窓辺の明るい場所を選んであげましょう。
エアコンの風が直接当たる場所は乾燥しすぎるので避けてくださいね。
「短日植物」の話、覚えていますか?
花を咲かせるためには、夜は真っ暗な状態を保つのが理想。
街灯の光や室内の明かりでも影響を受けることがあるので、夜は段ボールをかぶせたり、暗い部屋に移したりする「短日処理」が必要になることもあります。
屋外で育てる場合は、雨が当たらない軒下などが安心です。
冬の霜には弱いので、気温が下がる時期は室内に取り込みましょう。
- 水やりは土が完全に乾いてから
- 水のあげすぎは根腐れのもと
- 鉢底から水が出るまでたっぷり
- 受け皿の水は捨てる
- 日当たりの良い場所が好き
- 真夏の直射日光は避ける
- 夜は暗くして花芽をつけやすくする
- 冬の霜からは守る
カランコエ 育て方 簡単!元気に育つ土選びと植え替え
カランコエ 育て方 簡単!元気に育つ土選びと植え替え
水はけ命!カランコエにぴったりの土って?
カランコエを元気に育てる上で、水やりと同じくらい大事なのが「土」選びです。
さっきも話したけど、カランコエは多肉植物の仲間。
つまり、根っこがジメジメしているのが大の苦手なんです。
だから、使う土は水はけがものすごく良いものがベスト。
ホームセンターなんかで売っている「多肉植物・サボテン用の土」が一番手軽で間違いありません。
これなら、自分で配合する手間もいらないし、必要なものがバランス良くブレンドされています。
もし自分でブレンドするなら、赤玉土(小粒)と鹿沼土(小粒)、そして腐葉土を混ぜるのが一般的かな。
割合は、赤玉土と鹿沼土を多めにして、腐葉土は少なめに。
とにかく、水やりした時にスーッと水が抜けていくような、サラサラした土を目指しましょう。
水はけが悪い土だと、根腐れのリスクがぐんと上がっちゃいますからね。
大きくなったらお引越し!植え替えのタイミングと方法
カランコエも成長するので、いつかは鉢が窮屈になります。
根っこが鉢いっぱいに回っていたり、水やりしてもすぐに土に染み込まなくなったりしたら、それは「植え替えのサイン」です。
だいたい1〜2年に一度くらいが目安かな。
植え替えの時期は、花が終わった後の4月〜6月頃か、秋の9月〜10月頃がおすすめです。
真夏や真冬は植物に負担がかかるので避けましょう。
植え替えの手順は簡単。
今の鉢からそっと株を抜いて、古い土を軽く落とします。
根っこがもし傷んでいたら、そこは取り除いてください。
新しい鉢(今より一回り大きいサイズ)に鉢底ネットと鉢底石を入れて、新しい水はけの良い土を少し。
そこに株を置いて、周りに土を入れていきます。
根と土がしっかり馴染むように、軽くトントンと鉢を地面に打ち付けると良いですよ。
植え替え直後は、根っこが落ち着くまで数日水やりは控えめに。
これで、また元気に新しい場所で成長してくれます。
土選びのポイント | 植え替えのポイント |
---|---|
水はけの良い土を使う | 鉢が窮屈になったら |
多肉植物・サボテン用土が便利 | 1〜2年に一度が目安 |
赤玉土+鹿沼土+腐葉土でもOK | 花後か秋が適期 |
根腐れを防ぐのが最優先 | 一回り大きい鉢に |
カランコエ 育て方 簡単!冬越しと花をたくさん咲かせる秘訣
カランコエ 育て方 簡単!冬越しと花をたくさん咲かせる秘訣
冬越しは暖かい場所で!寒さに弱いカランコエ
「カランコエ 育て方 簡単」と言っても、日本の冬はちょっと注意が必要なんです。
カランコエは暖かいマダガスカル出身だから、寒さにはあまり強くありません。
特に霜にあたると、あっという間にダメになっちゃいます。
冬の間は、気温が5℃を下回るようなら、必ず暖かい室内に取り込んでください。
窓辺に置く場合でも、夜間は窓際が冷え込むことがあるので、部屋の中央寄りに移動させたり、厚手のカーテンを閉めたりして温度変化を少なくするのがおすすめです。
暖房の風が直接当たらないように気をつけるのも大事。
乾燥しすぎると葉っぱが傷む原因になります。
冬の水やりは、さらに控えめに。
土が完全に乾いてから、数日経ってからでも遅くありません。
水やりの頻度は、夏場の半分以下になることもありますよ。
たくさん花を咲かせる秘訣その1:短日処理で「冬が来た!」と教えてあげる
カランコエの一番の楽しみは、やっぱりあの可愛い花ですよね。
「カランコエ 育て方 簡単」で、たくさん花を咲かせるには、ちょっとしたコツがあるんです。
さっきも少し触れた「短日処理」、これが花を咲かせるための重要なスイッチになります。
カランコエは、一日の日照時間が短くなると「よし、花芽をつけるぞ!」って準備を始める植物。
具体的には、日の当たる時間を8〜10時間くらいにして、残りの時間を完全に暗闇にする、というのを1ヶ月くらい続けます。
夕方5時くらいになったら段ボールをかぶせたり、光の入らない部屋に入れたり。
これを毎日繰り返すことで、人工的に冬の環境を作ってあげるわけです。
たったこれだけで、花芽がつきやすくなるなんて不思議ですよね。
もし、夜明るい場所に置きっぱなしだと、いつまで経っても花芽がつかない…なんてことになっちゃいますよ。
- 冬越しは5℃以上の室内で
- 霜や冷たい窓辺から遠ざける
- 暖房の風を直接当てない
- 冬の水やりは極力控えめに
- 花を咲かせるには短日処理が有効
- 夕方〜朝まで光を遮る(1日14時間くらい暗く)
- 短日処理を1ヶ月ほど続ける
たくさん花を咲かせる秘訣その2:肥料と剪定で株を元気に
花をたくさん咲かせるには、株自体が元気じゃないとダメですよね。
生長期の春から秋にかけては、液体肥料を月に1〜2回程度あげると効果的です。
ただし、肥料のあげすぎは根を傷める原因になるので、規定の量より薄めにしてもいいくらいです。
冬の間や、花が咲いている間は肥料はストップしてください。
もう一つ大事なのが「剪定」と「花がら摘み」。
花が終わった茎は、根元から切ってしまいましょう。
これを「花がら摘み」と言います。
咲き終わった花に栄養を取られないようにするためと、見た目を綺麗にするためです。
さらに、株全体の形を整えたり、風通しを良くしたりするために、伸びすぎた茎や葉っぱをカットするのが「剪定」。
これをすることで、新しい芽が出てきて、次の花付きが良くなるんです。
「カランコエ 育て方 簡単」でも、この一手間が豪華な花姿につながるんですよ。
カランコエの増やし方と剪定方法
カランコエの増やし方と剪定方法
挿し木でカランコエを増やす、超簡単ステップ
カランコエを育てていて、もし「もっと株を増やしたいな」と思ったら、一番簡単なのが「挿し木」です。
まるでコピー機みたいに、親株と同じカランコエを増やせます。
やり方は本当にシンプル。まず、元気でしっかりした茎を選んでください。
長さは5cm〜10cmくらいが目安。葉っぱを2〜3枚残して、下の葉は取り除きます。
ポイントは、切り口をすぐに土に挿さないこと。
切り口を乾かすのが根腐れを防ぐために超重要なんです。
風通しの良い日陰で、切り口が乾いて膜が張るまで数日〜1週間くらい置いておきましょう。
切り口が乾いたら、水はけの良い土に挿します。
多肉植物用の土があればベスト。なければ赤玉土単体でも大丈夫。
挿す深さは2〜3cmくらい。倒れないように支柱を立ててもいいですね。
挿し木をしてすぐは水やりはしません。
数日経ってから、土が乾いているのを確認して控えめに水を与えます。
根っこが出るまでは、明るい日陰で管理しましょう。
うまくいけば、1ヶ月くらいで根が出てきて、新しい葉っぱが動き始めます。
- 元気な茎を5〜10cmにカット
- 下の葉を取り除く
- 切り口を数日〜1週間乾かす
- 水はけの良い土に挿す
- 挿し木直後は水やりしない
- 明るい日陰で管理
花が終わったらすぐ!剪定で次の花芽を促す
カランコエの花が終わったら、そのまま放置していませんか?
実は、花が咲き終わった後のお手入れが、次の花付きを左右するんです。
枯れた花や花茎は、栄養を無駄に消費するので、早めに摘み取りましょう。
これを「花がら摘み」と言います。
花茎を根元からパチンと切るだけ。
ハサミは清潔なものを使ってくださいね。
さらに、株全体の形を整えたり、風通しを良くしたりするために「剪定」も行います。
特に、花が終わって茎がひょろひょろと間延びしてしまった部分は、思い切って切り戻しましょう。
切る場所は、葉っぱの付け根の少し上あたり。
こうすることで、そこから新しい芽が出てきて、脇枝が増え、こんもりとした良い株姿になります。
風通しが良くなると、病気や害虫の予防にもつながります。
剪定した茎も無駄にしない!水挿しや葉挿しも試せる
剪定で切り落とした茎や葉っぱ、捨てるのはもったいないですよね。
実は、これも「カランコエの増やし方 簡単」な方法として使えるんです。
切り取った茎を水に挿しておく「水挿し」もできます。
透明な容器に水を少し入れて、切り口が水につかるように挿しておくだけ。
数週間すると、白い根っこが出てくることがあります。
根が出てきたら、土に植え替えてあげましょう。
さらに、葉っぱ一枚からも増やせるのがカランコエの面白いところ。
これが「葉挿し」です。
元気な葉っぱを茎から外し、切り口を乾かしてから、土の上に置くだけ。
しばらくすると、葉っぱの付け根あたりから小さな子株と根っこが出てきます。
葉挿しはちょっと時間がかかるし、必ず成功するわけではないけれど、増える過程を見るのは楽しいですよ。
増やし方 | 難易度 | 成功率 | 特徴 |
---|---|---|---|
挿し木 | 簡単 | 高い | 手軽で一般的 |
水挿し | 簡単 | 中 | 根が出る様子が見える |
葉挿し | やや時間かかる | 中 | 葉っぱ一枚から増える |
さあ、あなたもカランコエ育てに挑戦!
カランコエの育て方、思ったより簡単そうでしょう?水やり、光、そして少しの愛情があれば、きっと元気に育ってくれます。もし「あれ?」と思っても、それは植物と対話するチャンス。この記事で紹介した簡単なポイントを思い出して、試してみてください。失敗を恐れず、まずは一鉢から始めてみましょう。あなたの部屋に、色鮮やかなカランコエの花が咲く日を楽しみにしています。